麦秋の色 と ターザンさん

「麦秋の色 ターザンです」と書かれた封筒に入った
写真の風景を探しに行ってきました。

mmm
写真と教えてもらった場所の情報を頼りに
たどり着いた中利員の高台にある
ターザンさんこと川又勝行さんの小麦畑は、
黄金色の穂が風に揺れて
とても気持ちのよい光景が広がっていました。

時が止まった様な景色。

ターザンさんが、
見せてあげたいと
写真を撮ってきてくれた気持ちが分かりました。


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川又さん(ターザンさん)とは、
わたしが常陸太田市赤土町から同市竹合町へと
訳あって引っ越しをした時に、
エアコンの取り付けにいらっしゃったのが出会いです。
川又さんが屋根裏へスルスルと登っていく様子を眺めていると、
仲間の方が「彼は、ターザンなんだよ」と教えてくれました。

その後、
川又さんの畑や研修を見せて頂いたり、
農業や薬草、土の話をうかがったり、
私がヘトヘトで体調を崩していると朝鮮人参を持たせてくれたり…
とても良くして頂いています。

そして、
昨年行った個展でも
作品に参加して頂き、
NHKの取材にも協力していただきました。

展示期間中には、
電気のコードや部品のジャングルを潜り抜けるイメージで設置した
「ターザンさん」という愛称をイメージして制作した仮面の後ろに入っていただき、
撮影をさせていただきました。

そのターザンさんを撮影しているところを
NHKの方々に撮影されるという
面白い体験をしました。

►►► 記録 『個展 ‐ 仮面家族』 愛称仮面プロジェクト2015 ①
►►► 記録 『個展 ‐ 仮面家族』 愛称仮面プロジェクト2015 ②

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題名: 愛称仮面 No.5 「ターザンさん」
手法: ミクストメディア、インスタレーション
素材: 木材、釘、スタッツ、チェーン、トウモロコシの皮、テグス、電気コード、電気部品、布

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愛称仮面プロジェクトとは、
“愛称”をヒントに個人の歴史・物語性を読み解き、仮面として具現化するプロジェクトです。
対象者には、自身の愛称をモチーフに制作された“愛称仮面”を装着し、
被写体として作品に参加してもらうことで、作品を展開していく活動です。


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                  (ターザンさんが見せてくれたインドネシアの写真)

川又さんの本業は農業です。
とてもすごい方で、
自身で農作物を栽培するだけでなく、
インドネシア・スマトラ島へ年に何回も出向き、
現地で農業指導を行うという、
とても興味深い活動を行っています。

昨年は、現地でリーダーをしている若い女性が
川又さんのもとに農業研修に来ていました。

►►► インドネシア農業研修


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                   (ターザンさんが見せてくれたインドネシアの写真)
                         
日本の農作物をインドネシアで栽培し、
それを日本へ輸出する。
その為に、農作物が現地の土や気候に対応できるように
様々な工夫や努力を重ねています。

その話は農業の知識も経験もない私が聞いても面白く、
私は、ターザンさんのインドネシアでの話を聞いたり、
写真を見るのをいつも楽しみにしています。

あと、薬草の話も大好きです。

“土”の力は偉大なのです。


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ひょんなきっかけで、
最近、家の前の畑で農作物を育てはじめました。

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トマト
スイカ
きゅうり
ズッキーニ
豆類
バジル
小松菜
レタス
ハラペーニョ
ビーツ
ししとう
ピーマン
パクチー

などなど

日々観察し、収穫したり、枯らしてしまったりと楽しんでいます。

ターザンさんは、私の畑を見て
牛糞堆肥と
育ててみたらいいよ!と、貴重な種と苗を持って来てくださいました。

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〇カッチャン バンジャン(Kacang Panjang)という豆の種
〇珍しい種類の赤たまねぎ/貴重なものなので、今年は収穫せず株を増やす
ミシマサイコ(薬草)/今、ターザンさんが企業から頼まれて栽培している薬草。こぼれた種から発芽したものを分けてもらう。

ターザンさんは、
この経験がアート活動に活きることがあるかもしれないと言って
私と関わり、色々なことを教えてくれます。


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楽しいことばかりではないけれど、
ここでの生活のすべてを抱え
私を通じて“何か”に変換していけたらいいのだと思いました。
そしてその時には、
その“何か”に添えて
ここでの体験や出会い、
“ヒタチオオタ”を言葉にしたいと思います。




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麦秋(ばくしゅう)
麦の穂が実り、収穫期を迎えた初夏の頃の季節のこと。
麦が熟し、麦にとっての収穫の「秋」であることから、名づけられた季節。
雨が少なく、乾燥した季節ではあるが、すぐ梅雨が始まるので、
二毛作の農家にとって麦秋は短い。(wiki)

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