記録 『個展 ‐ 仮面家族』 愛称仮面プロジェクト2015 ②

記録 『個展 ‐ 仮面家族』 愛称仮面プロジェクト2015 ①


//////////////////////////

個展『仮面家族』
作家:渡部智穂
会期:2015年11月23日(月)‐12月  6日(日)
場所:上利員の民家〔茨城県常陸太田市上利員町98〕

//////////////////////////

IMG_0499のコピー

題名: 愛称仮面 No.2 「スネ子」
手法: 動画、ミクストメディア、インスタレーション
素材: 写真、フレーム、座布団、テキスト、カラー粘土、ipad
 
[制作メモ]
 常陸太田市在住の女性の方で、一番読み解くのに苦労した愛称の方です。スネ子という愛称と本人に関連性がないからです。取材時間も彼女が一番長かったと思います。
 彼女の「スネ子」という愛称は、大学時代に所属していたギターサークルの仲間から呼ばれていました。仲間達が、連想ゲームのように言葉を順番に発し、行き着いた単語をあだ名にするというゲームでついた愛称だということです。自分と全く関係性のない言葉が発せられ、着いた先が「スネ子」。その後、サークル内では「スネ子」「スネちゃん」などと呼ばれる時代を過ごしたということです。今回彼女には、この愛称が付いた状況を再現してもらいました。全くマッチしない言葉を粘土の板に置き換えて、次から次へとぶつけ、押し付けるライフマスクの様な面を制作しました。その制作パフォーマンスを撮影しました。

IMG_2086

//////////////////////////



IMG_2158

題名: 愛称仮面 No.3 「ぷよ兄ちゃん」
手法: ミクストメディア、インスタレーション
素材: 写真、布、手芸用品

[制作メモ]
 常陸太田市内で働いている男性の方です。昔太っていた時期に、職場の人に付けられた愛称です。ぷよっとしている部分はお腹だったそうです。つまり特徴がお腹。お腹が顔だった時代を持つ方です。兄ちゃんという部分にこの方の人柄を感じる愛称です。

//////////////////////////



牛

題名: 愛称仮面 No.4 「牛」
手法: ミクストメディア、インスタレーション
素材: 写真、樽、土、木材、布、手芸用品、日用品

[制作メモ]
 常陸太田出身の、若く、きゃしゃな、かわいい女性です。実家が常陸牛を育てていたということから、子供時代に「牛」と呼ばれた時期があるそうです。彼女の実家の牧場にて撮影を行いました。

IMG_2167

//////////////////////////



IMG_1779

題名: 愛称仮面 No.5 「ターザンさん」
手法: ミクストメディア、インスタレーション
素材: 木材、釘、スタッツ、チェーン、トウモロコシの皮、テグス、電気コード、電気部品、布

[制作メモ]
 常陸太田在住の男性の方です。わたしが8月に常陸太田市内を引っ越したときに、エアコンの取り付けにいらっしゃったのが出会いです。彼が、屋根裏へスルスルと登っていく様子を眺めていると、仲間の方が「彼は、ターザンなんだよ」と教えてくれました。ターザンさんは、降りてくると、「80歳のターザンだよ」とおっしゃいました。私が驚くと、実は75歳なんだと、すぐに取り消しました。

IMG_2184 IMG_2116
IMG_2141 IMG_2171

//////////////////////////


愛称仮面プロジェクトとは、
“愛称”をヒントに個人の歴史・物語性を読み解き、仮面として具現化するプロジェクトです。
対象者には、自身の愛称をモチーフに制作された“愛称仮面”を装着し、
被写体として作品に参加してもらうことで、作品を展開していく活動です。

[愛称]
 1、本名からつける。
 2、身体的特徴からつける。
 3、関係する事柄・エピソードからつける。
 4、性格・気質からつける。

愛称は、特定のコミュニティー内における、個人のキャラクターや関係性を象徴的に表す。
また、愛称が個人の新たな顔を引き出し、キャラクターを決定づけることもある。

Comment

HOME > 渡部智穂 > blog, ヒタチオオタ芸術会議2015 金砂郷地区企画, 愛称仮面プロジェクト > 記録 『個展 ‐ 仮面家族』 愛称仮面プロジェクト2015 ②