記録 『個展 ‐ 仮面家族』 愛称仮面プロジェクト2015 ①

個展『仮面家族』
作家:渡部智穂
会期:2015年11月23日(月)‐12月  6日(日)
場所:上利員の民家〔茨城県常陸太田市上利員町98〕

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この展示では、私がじっくりと進めている『愛称仮面プロジェクト』から生れた作品を発表しました。
愛称仮面プロジェクトとは、
“愛称”をヒントに個人の歴史・物語性を読み解き、仮面として具現化するプロジェクトです。
対象者には、自身の愛称をモチーフに制作された“愛称仮面”を装着し、
被写体として作品に参加してもらうことで、作品を展開していく活動です。

2015年1月から、
常陸太田アーティスト・イン・レジデンスのアーティストとして生活する中で出会った、
常陸太田市に関連のある4名の方を取材し、制作しました。

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個展会場の様子。
上利員町にある一軒家を会場として使わせて頂きました。
山の木々は美しく、
家の向かいの土地には、放し飼いの牛が3頭います。
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個展タイトルを『仮面家族』としました。
一見、少しスパイスの効いた言葉ですが、辞書通りの意味とは違った意味で使いました。
(今回プロジェクトに参加してくださった、4名の方には家族関係はありません)

この常陸太田市にきて、考えるようになったことの一つに、
“家族”や“家”という枠組みがあります。
いや、枠組みという言葉はすでに適当ではないのかもしれません。

いままで、“家族”や“家”について私は、家族は社会と対岸にあり、
その境界線として“家”があるのだと思っていました。
愛称仮面プロジェクトでは、愛称=仮面としていますが、
その方程式は“社会”の中でのものと思っていました。

しかし、ここでは
ご近所さん同士は互いの家庭のことをよく知っていて、
物理的にも精神的にも共有度は高く、
のびやかで、やわらかな関係性が成り立っています。

この「仮面家族」というタイトルは、
このような私のここでの生活によって生じた、
このプロジェクトに対する、視点の揺らぎを言葉にしたものです。

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記録 『個展 ‐ 仮面家族』 愛称仮面プロジェクト2015 ② へつづく

 

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