多くの真性包茎治療は成人になってから行われる

包茎治療は大人になってから行われるのが普通ですが、未成年で希望される方もたまにいます。成人で治療を受ける場合との違いは、親権者の許可・同意が必要になることです。親権者が同伴するのがベストですが、それが無理ならば親権者の同意書を提出する必要があります。

施術は18歳以上でなければ受けられないことが多く、小学生などには対応していないケースが目立ちます。真性包茎は成人になれば治るケースが多いため、医師から成人まで待つように言われることも多いです。

子どもの真性包茎は毎日少しずつ剥くことで解消することがあります。これが大人となれば剥くだけでは改善しないので、必然的に包茎手術が必要になるでしょう。セルフケアでやってはいけないことは、痛いのを我慢して包皮を剥くこと、癒着を無理に引っ張ることです。包皮がほぼ閉じている状況においては、小さいお子さんであっても真性包茎の治療が必要になることがあります。

未成年の真性包茎治療が必要になるケースとは

先端がほぼ閉じている真性包茎の場合は、18歳未満でも治療が必要になることが多いので、小児の包茎治療に対応しているクリニックで検査を受けてください。ステロイド軟膏を塗布する方法、手術療法などの方法があり、重度の場合は後者の方法が選択されます。手術前には全身麻酔が行われるので痛みはほとんど感じないでしょう。施術時間は30分程度ですが、お子さんにとっては長く感じるかもしれません。

手術で使用する糸は溶けるタイプを用いることが多いです。そのため抜糸の必要はなく、治療日数を抑えることができます。排尿に支障が生じていたり、包皮が腫れたりしている場合は、小学生くらいの年代でも包茎治療を勧められるケースがあります。

放置して問題ないと思われる症状に関しては、医師から経過観察を求められることが多いです。未成年の真性包茎は特に何もする必要がない症状と、手術が必要な症状にわかれます。子どもが強く違和感を訴える場合は、放置してよい状態を超えているケースが多々あります。

まとめ

未成年が包茎治療を受ける状況は少なく、多くのクリニックでは18歳未満の治療には対応していません。未成年の真性包茎は何もしなくても治ることが多いので、クリニックに相談しても問題ないとアドバイスを受けることがあります。

一方で排尿の問題や腫れなどが生じている場合は、まだ若くとも包茎手術をしたほうがいい場合があります。可能であればステロイド軟膏で対処しますが、先端がほぼ閉じていて排尿困難になっている状況では手術が必要になることが多いです。